この記事では、
面接で「既卒になった理由」について聞かれるけど、どうやって答えればいいんだろ?就活はほとんどしなかったとか、内定もらえなかったとかって言っていいのかな…?どう回答すればいいのか教えて欲しいな。
という疑問にお答えします。
「既卒になった理由」は、既卒面接ではほぼ100%聞かれる質問です。
結論としてはマイナスをプラスに変換できる回答をすれば大丈夫です。
ポテンシャル枠で採用される既卒は、この質問に対してどのように上手く回答できるかが内定を左右するので適当に回答している人は要注意です。
今回は、空白期間あり、職歴・スキルなしの26歳からホワイト企業の内定をGETした僕が、実際に回答していた「既卒になった理由」の回答方法をお伝えします。
企業が「既卒になった理由」を聞く意味を理解しよう
まず、企業がなぜ「既卒になった理由」を聞くのかを理解しましょう。
質問の意図を理解すれば対策を取ることが可能です。
既卒面接で内定をGETするのはシンプルで、企業が求めることを理解して、その要望を満たすだけです。
「既卒になった理由」に対する質問にも、必ず意図が存在するので、それを理解して面接者が回答して欲しい内容を考えて回答すれば大丈夫ということです。
質問の意図はシンプルに不安だから
結論ですが、「既卒になった理由は?」という質問の意図は、
です。
わかりにくいですよね。
噛み砕いて說明していきます。
まず大前提として面接官は、既卒にはなんらかの問題があることを理解した上で面接をしています。
というのも普通の人であれば新卒就活で就職しているので、就職せずに大学・高校を卒業した人は何らかの問題があると面接官から思われるはずですよね。というか思われます。
面接官は、
と思ってるわけです。
ちなみに新卒で就職したもののすぐに辞めた人は既卒ではなく第二新卒枠に分類されます。
ここら辺の話を知らない既卒はこの記事を読んでみてください。
>> 既卒と第二新卒の違いは?就活方法が違うので自分がどっちか理解することが重要です
脱線しましたが、企業は既卒はなんらかの問題があるけど、若くてポテンシャルがあるから、自社で活躍しそうな合う人材がいれば採用したいと思っているんです。
だからその問題がなんなのか不安で知りたいから「既卒になった理由」について質問しているんです。
既卒になった理由はほぼ2つ、自分がどっちか理解しよう
ちなみにその問題とは、つまり「既卒になった理由」です。
これは大きく分けるとこの2つです。
- 新卒時にしっかり就活をしていなかった
- 新卒就活をしたけど内定をもらえなかった
人によって細かくは違うかもですが、大きく分けるとこの2つなので自分がどちらか把握しましょう。
ちなみに僕は新卒時に「ちょっと就活をしてたけど内定をもらえなかった組なので、前者の「新卒時に就活をしっかりしていなかった」パターンになります。
みなさんは新卒時代に就活をしっかりしていなかったのか、就活をしていたけど内定を貰えなかったのかどちらですか?
嘘を付く必要はないので、自分がどちらなのか理解しておくことで、「既卒になった理由」の質問に上手く回答することができます。
次にこの2つの「既卒になった理由」に企業がどのような不安を持っているのか紹介します。
ちなみに企業って既卒に対してマイナスイメージばかりで、そこまでして既卒を採用するメリットってなくない?と思った方はセンスありです。
補足で解説しておくと、現在は圧倒的人材不足です。そのため企業は一度失敗しても可能性がある若手がいれば喉から手が出るほど欲しいんです。大手企業とかだと人気で倍率は高いですが、中小企業はホワイトであっても知名度がないので人が集まらない状況なんです。そのため可能性のある若手、つまり既卒がほしいという感じです。
ちなみに既卒が狙うべき企業はホワイトな中小企業の一択です。
興味がある方はこの記事を読んでみて下さい。
>> 既卒が正社員になれない3つの理由【ホワイトな中小企業へ就職する方法】
企業は既卒にこんな不安をもっている
それぞれのタイプの既卒に面接官はこんな不安を持っています。
「新卒のときにしっかり就活をしなかった人」については、
という不安を持っています。
一方で、「新卒のときに就活をしたが内定を貰えなかった人」については、
という不安をもっています。
これだけ聞くと企業からの既卒へのイメージ最悪だなと絶望するかもですが、全然大丈夫なので安心してください。
繰り返しますが企業は既卒がなんらかの問題をもっていることは理解して面接をしています。こんな経歴を持っているけど、いい人がいれば採用したいと思っているんです。
なので「新卒当時に問題がある→今は改善できている」ことをアピールできれば、内定はグッと近付くんです。
というか企業はこの部分がでいているかどうかしか見ていません。
既卒は可能性しかないので、過去の自分のマイナスを認めて、今はプラスであることを伝えるだけでいいんです。
ここから実際に面接で「既卒になった理由」について、どのように回答すればいいのか具体的に解説していきます。
素直に回答すればOK→既卒になった状況別に模範解答を公開
ここからそれぞれの回答を紹介しますが、ポイントは嘘をつかず、マイナスからプラスになっていると伝えることです。
これができている既卒はほぼいないので、これだけできればかなり内定は近づきます。
2つのタイプ別に回答で意識すべきことを紹介していきますね。
「就職活動をして内定を貰えなかった」場合の回答例
既卒で「就職活動をして内定を貰えなかった」が一番多いパターンかと思います。
就活しているのに内定を貰えないパターンなので、面接ではこれ以上のマイナスを作らないことがポイントです。
面接官が見ているポイントは少ないので、しっかり対策しましょう。
絶対に言い訳をしないことです
このタイプでは「既卒になった理由を教えてください」という質問に対して、絶対に回答してはいけないことがあります。それは言い訳です。
例えば「地方在住で交通費が捻出できずに…」などと回答すると、「じゃあ事前にバイトすればよかったよね。準備不足ですね。」と言われてしまいますし、「海外留学に行っていて就活のタイミングが遅くなってしまって…」と回答すれば、「インターンに行ったり、オンラインでコンタクトを取ったりいくらでも対策できたよね?」と、言い訳をすると必ず突っ込まれてしまいます。
そのため絶対に言い訳はしてはいけません。
言い訳するのではなく、失敗したことを認めて、今はこのような改善策を取っていると說明することが大切です。
人は本能的にマイナスからプラスになった人間を評価するんです。
真面目にずっと働いている人よりも、昔は暴走族をしていて悪さをしていた人が今は真面目に働いているという人の方が凄いと評価されるのと同じです。
なので回答例としては、
と回答すると、失敗したことを反省して次に活かすことができる人材だと好印象を与えることができます。
「就職活動をしなかった」場合の回答例
一方でこのタイプは、バイト活動や海外留学、または無気力により就職活動をほとんどせずに既卒になった方です。
このタイプの既卒は面接官から「行動力がない」、「働く意欲が低い」、「人生の優先順位をつけられない」と不安を持たれる可能性があります。
なので回答では次のことを意識すべきです。
無気力だった自分を認める
就職活動をしていなかった既卒は無気力だったことを認めることで評価が上がります。
たまに「忙しくて就活ができませんでした」と回答する人がいますがこれもNGです。
人生を左右する就活より大切なことなんてある?とこの人は状況判断ができないと思われてしまいます。
新卒就活をせずに既卒になるのは、就活の優先順位が低かったこと、つまり働く意欲が低いとアピールしているのと同じです。
なのでまずは過去は働く意欲が低かったことを認めて、でも今の自分は将来のために頑張っているとアピールすることでプラスに繋がります。
回答例としては、
と回答することで、自分の非を認められる人材であること、その非をプラスに変えることができる人材だと理解してもらえます。
とにかくマイナスは包み隠さず伝えてOKです。その後で今はそのマイナスがどうプラスになっているのかを伝えることが重要です。
これだけで「非を認める+反省して次に活かす」ことができる社会人として評価される人材であるとアピールすることができます。
また追加ですが「なぜあの時間違っていたと思えたのか」というエピソードも織り交ぜると具体性が増すのでなおよしです。
とはいえいきなりそういった面接対策って難しいですし、別にここまでできる必要はなしです。
偉そうにこう回答するのがいいよ!と伝えてきましたが、実はこういった情報は既卒時代に僕はプロの転職カウンセラーに教えてもらいました。
情報を知っているか知らないかで就活は大きく変わるので、プロの転職カウンセラーに相談しましょう。既卒専門の無料で使える転職エージェントを使えば、転職カウンセラーが親身に正社員就職をサポートしてくれます。
ここでは完全無料で使える既卒専門の転職エージェントを紹介しておきます。
実は元気なだけで内定の合否はほぼ決まる話
既卒で3つのホワイト企業から内定をもらったて就職した就職先で面接官にこんなことを聞いたことがあります。
「既卒って自信がない人が多くてみんな暗くて元気ないんだよねぇ…明るくて元気があるだけで好印象なのに」
と言っていました。
僕も既卒経験があるのでわかるのですが、恥ずかしさと自信のなさで声が小さくなったり、元気がない既卒って多いですよね。
逆に考えれば元気でハキハキ話すだけでかなりプラスになりますよ。
加えて過去の失敗を反省して、マイナスからプラスに変えられればもう企業からは絶対に欲しい人材に見えるはずです。